[コンテンツ追加]「裁判員制度・市民からの提言2011春」公開しました(2012 5 21追記)
2011年5月24日
2012年5月21日追記
最新の提言:「裁判員制度・市民からの提言2012春」はこちらから
■提言の最新版はこちらから見ることができます(PDF)
◎過去の提言↓ <以下は昨年に公表した「市民からの提言」です>
裁判員ネットは5月21日の公開フォーラムにて、裁判員制度の見直しについて「裁判員制度・市民からの提言2011春」を公表しました。
裁判員制度はスタートから2年が経過しましたが、開始から3年後に必要に応じて見直すと法律で規定されています。しかしこの制度は、その意義も伝わらないまま「いつのまにかできた制度」と感じている人も多いかと思います。市民の立場からすると「法律の専門家たちによって作られた制度」であり、この制度が作られるに際しては、市民が議論に参加するということはほとんど無かったと言えるのではないでしょうか。
市民が裁判員として司法に参加する制度の趣旨からすれば、法律の専門家だけではなく、多様な市民による議論が活発に行われる必要があります。裁判員制度を私たちの問題として考え、制度のあり方や、この制度に私たち市民がどのように向きあうのかということについての国民的な議論が、制度が動いている今日だからこそ必要です。
裁判員制度は、2012年に見直しが予定されていますが、このような議論が広まることを願って、スタートから2年の節目に私たちは「市民からの提言2011春」を発表しました。これは裁判を傍聴した市民モニターの声や裁判員を務めた方々との意見交換など、日頃の活動の中から、裁判員制度に市民が主体的にかかわるために必要だと考える項目を提言としてまとめたものです。
この提言についても様々なご意見があるかと思いますが、できるだけ広く市民の間で議論をする機会をつくり、来年の制度見直しに向けての正式な提言にまとめていきたいと思います。そしてこの「市民からの提言2011春」が、これからの裁判員制度の見直しに際して、法律家だけではなく、裁判員になるかもしれない私たち市民の間でも幅広い議論が生まれるきっかけとなり、一緒に考える「たたき台」として利用していただければ誠に幸いです。
皆さまのご意見、心からお待ちしております。
■提言はこちらから見ることができます(PDF)
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