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新年、あけましておめでとうございます。

2014年1月5日

新年、あけましておめでとうございます。

多くのみなさまに支えて頂きながら、こうして今年も新しい年を迎えることができました。裁判員ネットの活動は、今年の春で6年目を迎えますが、これまでに裁判員裁判を傍聴する「裁判員裁判市民モニター」は520件を超え、調査活動等を行う学生インターンは90名を超えました。

これもひとえにみなさまのお力添え、ご声援のおかげでございます。本当にありがとうございます。

裁判員制度も丸5年が経過し、6年目へ入るという節目を迎えます。
裁判員制度は、裁判員法で定められた見直しの議論が法務省を中心に進められていますが、制度全体は「順調に運営されている」と評価されており、大きな見直し・改正は見込まれていません。しかしその一方で、昨年は裁判員の心理的負担や心のケアに関しての課題点が大きくクローズアップされる出来事もありました。こうした中で、裁判員ネットは市民モニターの声をもとに、裁判員の心のケアに配慮することや、市民の視点から継続的に裁判員制度を検証する体制がつくられるべきだと提案してきました。

専門家だけに委ねられてしまいかねない現状において、裁判員制度を「市民参加」の制度として存在させていくためには、私たち市民も刑事司法全体に対する広い視野をもち、積極的にかかわっていくことが大切です。そして私たち市民が情報にアクセスし、制度の現状や課題について知ることや、多くの人びとの目でも制度を点検し、より望ましい制度のあり方を考えていく必要があると思っています。

裁判員ネットは、今年も皆さんと一緒に裁判員制度についての議論の場を作りつつ、あるべき姿を模索しながら、広く情報発信を行っていく所存です。

変わらぬご指導ご鞭撻を賜れれば幸いでございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(裁判員ネットスタッフ一同)



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