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『法と教育 Vol.4』「裁判員制度と法教育―市民の視点からの実践を通して」

2014年10月19日

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■『法と教育 Vol.4』「裁判員制度と法教育―市民の視点からの実践を通して」

法と教育学会・学会誌『法と教育 Vol.4』にて当団体メンバー(大城聡・坂上暢幸・竹越遥共著)の論考が掲載されました。

裁判員制度において、市民は専門的な知識は必要ありません。しかし市民が責任をもって関わるためには、裁判員裁判を傍聴して裁判の流れや法廷の雰囲気を知り、「無罪推定の原則」などの刑事司法の理念・原則を知る機会を持つなど、市民の側にも最低限の「準備をして臨む」ことが必要だと考えます。

このような問題意識に基づき、裁判員ネットでは法教育の「体験型講座」を実践してきました。この論考では実践例を紹介しつつ、体験型の法教育から得られるものを試論としてまとめています。

体験型の裁判員制度に関する法教育から得られる力は、①洞察力、②想像力、③合意形成力、④前に踏み出す力、⑤主体性の5つだと考えます。これらはいずれも裁判員として主体的に参加する際に求められるものであるとともに、より根源的には1人の人間として成長するために、社会で生きていくために必要な力だと言えます。

よろしければ、ぜひご一読ください。

内容

「裁判員制度と法教育ー市民の視点からの実践を通して」
Ⅰ 裁判員制度の現状と法教育の重要性
1裁判員裁判の現場からの問題意識
2裁判員制度における法教育の重要性
Ⅱ 裁判員ネットの取り組み
1 法教育の実践
2 講座・出張事業の特徴
3 事例紹介①ー裁判傍聴を伴う出張授業の場合
4 事例紹介②ーDVDを使用した模擬評議
Ⅲ 試論ー司法リテラシーの向上にむけて
1 洞察力
2 想像力
3 合意形成力
4 前に踏み出す力
5 主体性
6 おわりに

大城 聡(一般社団法人裁判員ネット代表理事・弁護士)
坂上暢幸(一般社団法人裁判員ネット理事・事務局長)
竹越 遥(一般社団法人裁判員ネット事務局次長)



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